nevergiveupnurseのブログ

日々死に物狂いで働いている男性看護師です。これまでたくさん失敗や挫折をしてきましたが、結果今は楽しく仕事することができています。意見や分からないことがあればどしどしコメントへ書いてください。分かる範囲でお答えさせていただきます。

現役看護師が解説する看護師国家試験  ㊴発達課題について

こんにちは、毎日死に物狂いで仕事をしているNever give up nurseです。

 

今回は現役看護師である僕が仕事をしていると何でそうなるのか、原因は何か考えることが多くその経験から様々なことを学んだので、その学んだことを生かして看護師国家試験の問題について解説したいと思います。

今回のことが少しでも皆様のお役に立てればと思います。

 

問題39.ハヴィガーストが提唱する老年期の発達課題はどれか。

①子供を育てる

②退職と収入の減少に適応する

③社会的責任をともなう行動を望んで成し遂げる

④男性あるいは女性としての社会的役割を獲得する

 

 

答え.②

 

 

 

□解説

ハヴィガーストライフサイクルを6つの段階に分け、それぞれの時期において乗り越えなければならない代表的な課題を発達課題として示し、人間が健全で幸福な発達をとげるためには達成しなければならないと提唱しています。

①は壮年期の発達課題で、壮年期では大体18~35歳位をさし「新たな集団を作ること」が大きな発達課題であるため、子供を育てる以外に配偶者を選択すること配偶者との生活を学習することがあります。

③、④は青年期の発達課題で、青年期では大体13~17歳位をさし、第二次成長期を経て、多くの交友関係を行い壮年期に向けて準備をする段階です。なので、社会的責任をともなう行動を望んで成し遂げる以外に、男性または女性としての社会的役割を達成したり、自分の身体的変化を受け入れ、身体を有効に使ったり、両親やほかの大人からの情緒的独立を達成したり、経済的独立の目安を立てたりする発達課題があります。

②は老年期の発達課題で、老年期では大体60歳以上をさし、加齢に伴って感覚器官や知覚・認知の機能が低下し疾患に罹患しやすくなるため、自身の身体を労わり補償していくことが必要となります。そのため、肉体的な力や健康の衰退への適応引退と収入の減少への適応、配偶者の死への適応、同年代の人と明るい親密な関係を結ぶこと、肉体的に満足な生活を送るためへの準備などの発達課題があります。

 

■補足

発達課題は人間が健全で幸福な発達になるために達成しておかなければならないとても重要で大切な課題です。なので、どのくらいの年齢でどのような発達課題があるのかきちんと理解しておくと、患者を捉える際に、疾患や疾病により身体状態、精神状態が悪化しているだけでなく、その患者にどのような不安があるのか、何を不安や不満に思っているのかなど様々な視点で患者を捉えることができ、患者の家族関係や仕事関係、家での生活の仕方などの情報を意識して収集することができると思います

発達課題は健全で幸福な発達を行うためには達成しておかなければならないとなっていますが、全員がすべて達成していることは少ないと思います。なので、人それぞれ何を達成してるのか、何をまだ達成していないのかを細かく理解しておくとより深く患者を捉えることができると思います

 

それぞれのライフステージでどのような発達課題があるのか、何を不安に思い、どのような不満があるのかきちんと理解できていると患者の退院後の生活や家族への説明などに生かすことができると思います。