nevergiveupnurseのブログ

日々死に物狂いで働いている男性看護師です。これまでたくさん失敗や挫折をしてきましたが、結果今は楽しく仕事することができています。意見や分からないことがあればどしどしコメントへ書いてください。分かる範囲でお答えさせていただきます。

現役看護師が解説する看護師国家試験  ㉝CV(中心静脈カテーテル)について

こんにちは、毎日死に物狂いで仕事をしているNever give up nurseです。

 

今回は現役看護師である僕が仕事をしていると何でそうなるのか、原因は何か考えることが多くその経験から様々なことを学んだので、その学んだことを生かして看護師国家試験の問題について解説したいと思います。

今回のことが少しでも皆様のお役に立てればと思います。

 

問題33.中心静脈から投与しなければならないのはどれか

①脂肪乳剤

②生理食塩水

③5%ブドウ糖

④高カロリー輸液

 

 

答え.④

 

 

□解説

中心静脈は末梢静脈と比べて血管が太く、血液量も多いため薬剤を投与してもすぐに希釈されます。なので血管外漏出がモンド内となる薬剤や高濃度の薬剤を投与することができます

①、②、③はほぼ血漿と等しい浸透圧濃度であるため末梢静脈から投与が可能です。①は電解質アミノ酸が含まれている輸液と混ざると血栓ができる可能性があるため単独ルートからの輸液を行う必要があります

④は血漿よりも浸透圧が高く末梢静脈から投与すると血液量が少なく十分に希釈されず、血管障害を起こす可能性が高いため必ず中心静脈から投与する必要があります。

 

 

■補足

末梢静脈と比べて中心静脈高カロリー輸液を行えるだけでなく、抗がん剤など血管外漏出が起きると重篤な皮膚障害や潰瘍形成が起きる薬剤も投与することができます

しかし、中心静脈は末梢静脈比べて感染しやすくカテーテル感染を起こすと重篤になりることが多いため感染予防に注意が必要です

CVカテーテルを挿入中は

1.挿入部の観察(腫脹、熱感、発赤など)を毎日行う

2.1週間に1回はCV挿入部の消毒を行う

3.1~2週間に1回はCVルートの交換を行う

ことが大切です。

CVカテーテル感染が起きると発熱や呼吸器症状が現れることが多く、採血で白血球数やCRPなどの炎症反応が高くなります。

カテーテル感染が疑われると一度CVカテーテルを抜去しカテーテルの先端を培養検査に出すこともあります。そして、抗菌薬を投与します。

 

CVカテーテル高カロリー輸液や抗がん剤などを確実に投与でき効果的に治療を進めることができますが感染のリスクが高いためCVカテーテル挿入中は感染や血栓などの合併症も注意して観察してく必要があります。