nevergiveupnurseのブログ

日々死に物狂いで働いている男性看護師です。これまでたくさん失敗や挫折をしてきましたが、結果今は楽しく仕事することができています。意見や分からないことがあればどしどしコメントへ書いてください。分かる範囲でお答えさせていただきます。

現役看護師が解説する看護師国家試験  ㉓入浴について

こんにちは、毎日死に物狂いで仕事をしているNever give up nurseです。

 

今回は現役看護師である僕が仕事をしていると何でそうなるのか、原因は何か考えることが多くその経験から様々なことを学んだので、その学んだことを生かして看護師国家試験の問題について解説したいと思います。

今回のことが少しでも皆様のお役に立てればと思います。

 

問題23.入浴時に全身の血液循環を促進する作用はどれか

①鎮静作用

②浮力作用

③抗酸化作用

④静水圧作用

 

 

答え.④

 

 

□解説

入浴時におこる作用は4つあります。

1.浮力作用

2.温熱作用

3.静水圧作用

4.リラクゼーション作用

この中で、全身の血液循環に作用するのは静水圧作用になります。静水圧作用とは体表にかかる水圧のことで、全身に圧がかかることで静脈リンパ管を圧迫し血液循環が促進されます。

なので答えは④となります。

また、②の浮力作用とは水の浮力により重力が軽減される作用全身の筋肉が緩み、普段支えている腰や足の負担が軽減されます

①は中枢神経に働きかけ興奮を抑える作用のことで入浴後副交感神経が優位になり鎮静作用が得られますが、血液循環を促進させる作用はありません

③は生体内でできる活性酵素を抑える作用のことで、体内の細胞膜の酸化による老化や動脈硬化を抑える働きがありますが、血液循環を促進させる作用はありません。

 

■補足

入浴は1~4の作用により、全身の血液循環が促進され肝臓腎臓での代謝が活発になり老廃物が排出され栄養と酸素が全身に行き渡りリッラクス効果もあります

また、腸蠕動運動も活発になり、抹消の循環もよくなるため冷え性や便秘などにも効果的です

しかし、入浴後静水圧作用から解放されたり、温熱作用により発汗や全身の血管が拡張するため血圧が低下しやすくふらつくことやめまいがあることがあるため入浴後はバイタルサインに注意して観察していく必要があります

 

初めて入浴する場合は、既往歴を確認し、心疾患や脳疾患、高血圧などの疾患がないか確認し血圧が低下するリスクが高いと思ったのであれば、シャワー浴だけにしたり、時間を決めて入浴したりする必要があります

 

もし、顔色が不良になったり、めまいやふらつきなどがあった場合は臥床してもらい、バイタルサインを確認し下肢を挙上ししばらく様子を見るといいと思います。

 

入浴は体に様々な作用があり、メリットも多いですが体に負担がかかることもあるため注意して観察・介入していく必要があると思います。

特に初めて入浴する時は注意が必要です。