nevergiveupnurseのブログ

日々死に物狂いで働いている男性看護師です。これまでたくさん失敗や挫折をしてきましたが、結果今は楽しく仕事することができています。意見や分からないことがあればどしどしコメントへ書いてください。分かる範囲でお答えさせていただきます。

現役看護師が解説する看護師国家試験  ㉑導尿について

こんにちは、毎日死に物狂いで仕事をしているNever give up nurseです。

 

今回は現役看護師である僕が仕事をしていると何でそうなるのか、原因は何か考えることが多くその経験から様々なことを学んだので、その学んだことを生かして看護師国家試験の問題について解説したいと思います。

今回のことが少しでも皆様のお役に立てればと思います。

 

問題21.成人男性の間欠的導尿においてカテーテルを挿入する長さで適切なのはどれか

①6~8㎝

②12~14㎝

③18~20㎝

④24~26㎝

 

 

答え.③

 

 

□解説

男性の尿道の長さ16~20㎝なので導尿カテーテルを挿入する長さは18~20㎝となります。

女性の尿道の長さ3~4㎝となるため女性の場合は5~7㎝となります。

自尿がないからといって長く挿入すると膀胱や尿道を傷つけて血尿が出る可能性があるため注意が必要です

 

■補足

導尿を行う際に尿道の長さを理解しておくことはとても大切です。

しかし、高齢になると女性は骨盤内臓器脱を起こし膣と尿道口が横になっていたり、尿道口が奥になっていたり尿道口を探すことが難しいことがあります。また、男性前立腺が肥大していることがあるため、カテーテルを挿入しても中で屈曲したりし導尿が難しい場合があります。

 

高齢の女性の方の導尿のコツとして、まず導尿する前にライトなどを使い尿道口がどこにあるのか観察します。そして、小陰唇をしっかり広げ挿入することが大切です。また、尿道口がどこにあるか分からない場合は最悪カテーテルを2本用意しましょう。

尿道口にカテーテルを挿入して自尿がなかった場合は一度引いて再度ゆっくり挿入したり下腹部を軽く圧迫してみましょう。それでも自尿がなかった場合は、もう一つのカテーテルで再度別の尿道口に挿入してみたら自尿があるかもしれません。

高齢の男性の方の導尿のコツとしては前立腺が肥大している場合はカテーテルを挿入している際に抵抗があり上手く自尿が出ない場合があります。その時は、初め陰茎を90度にして挿入し、抵抗があった場合は角度を少しずつ変えてゆっくり挿入すると上手く導尿が行えると思います。

しかし、それでも挿入できない場合は、マーチンカテーテルといってカテーテルの先端が少し屈曲しているものを使用したり、泌尿器科の先生に相談することもあります。

 

最後に導尿する際に一番大切なことは、患者さんが痛いと言ったら無理に行わず一度やめることが大切です

医療行為は失敗しないことはあり得ません。なので、上手くできなかったりした場合は、無理をせず今の自分にはできないということをきちんと理解して、出来なかったら他のスタッフに相談することが大切になります