nevergiveupnurseのブログ

日々死に物狂いで働いている男性看護師です。これまでたくさん失敗や挫折をしてきましたが、結果今は楽しく仕事することができています。意見や分からないことがあればどしどしコメントへ書いてください。分かる範囲でお答えさせていただきます。

現役看護師が解説する看護師国家試験  ⑯スタンダードプリコーションについて

こんにちは、毎日死に物狂いで仕事をしているNever give up nurseです。

 

今回は現役看護師である僕が仕事をしていると何でそうなるのか、原因は何か考えることが多くその経験から様々なことを学んだので、その学んだことを生かして看護師国家試験の問題について解説したいと思います。

今回のことが少しでも皆様のお役に立てればと思います。

 

問題16.標準予防策(スタンダードプリコーション)で感染源として取り扱うのはどれか

①汗

②爪

③唾液

④頭髪

 

 

答え.③

 

 

□解説

スタンダードプリコーションとはすべての患者さんに対して標準的に用いる最も重要で基本的な感染対策です。

スタンダードプリコーションの目的は患者さんと医療従事者の感染リスクを減少するために行います。

スタンダードプリコーションでは「湿性生体物質には感染性がある」とみなして対応することで湿性生体物質を介した感染から患者さんと医療従事者を守るために行います。

湿性生体物質とは、血液や体液、汗以外の分泌物、排泄物、創傷のある皮膚、粘膜があり以外の分泌物は感染性があるとみなすため、汗は感染源から外れます

 

■補足

スタンダードプリコーションは臨床ではとても基本的なことであり大切なことです

なぜなら、入院している患者さんは年齢や性別、体力や免疫力などがそれぞれ違い、特に免疫力や体力が低下している患者さんが多いため日和見感染になりやすく院内感染が増加するためです。

日和見感染とは、宿主の感染に対する防御能が低下した時に、通常ではほとんど病気をおこさないような病原体によって引き起こされる感染症です。

なので、免疫力や体力が低下ている患者さんは普段は感染しにくい病原体にもすぐに感染しやすい状態です。

そのため、日和見感染から患者さんを守るためにスタンダードプリコーションは特に大切で重要です

 

日和見感染しやすい病原体として、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)や緑膿菌カンジダなどがよくあります。

肺炎や尿路感染、敗血症などがあり抗菌薬で治療することが多いですが、免疫力や体力が元々低下しているため状態が急変するリスクが高く特に注意が必要です。

 

スタンダードプリコーションは院内感染や日和見感染を防ぐために特に重要で大切なのでしっかり覚えておくといいと思います。