nevergiveupnurseのブログ

日々死に物狂いで働いている男性看護師です。これまでたくさん失敗や挫折をしてきましたが、結果今は楽しく仕事することができています。意見や分からないことがあればどしどしコメントへ書いてください。分かる範囲でお答えさせていただきます。

現役看護師が解説する看護師国家試験  ⑪情報収集について

こんにちは、毎日死に物狂いで仕事をしているNever give up nurseです。

 

今回は現役看護師である僕が仕事をしていると何でそうなるのか、原因は何か考えることが多くその経験から様々なことを学んだので、その学んだことを生かして看護師国家試験の問題について解説したいと思います。

今回のことが少しでも皆様のお役に立てればと思います。

 

問題11.看護過程における情報収集で適切なのはどれか

①既往歴は情報に含めない

②看護計画立案後も情報収集を継続する

③看護問題を特定してから情報収集を開始する

④不安の内容は『閉じた質問』で情報収集する

 

 

答え.②

 

 

解説

①看護の情報収集では主観的情報客観的情報があり、主観的情報患者さんや家族の訴えや要望などの情報です。客観的情報患者さんのバイタルサインや採血結果、検査結果などの情報で既往歴客観的情報となっています。

③看護過程では情報を収集し看護診断を行ってから看護問題を明らかにして看護計画を立案します。なので、情報を収集してから看護問題を特定します

④患者さんや家族の不安や訴え、要望を聞く際は「はい」か「いいえ」の『閉じた質問』ではなく、回答に制限がなく自由に発言してもらう『開かれた質問』の方が多くの情報を収集することができます。『閉じた質問』は精神的負担が軽いため患者さんの状態や状況を踏まえて使用するといいと思います。

 

■補足

看護過程は

1.アセスメント(情報を収集・分析し対象者の全体像の把握)

2.看護診断(分析・データ解釈を行い看護問題を明らかにする)

3.目標設定・計画立案(看護問題の解決を目指して目標と計画を立案する)

4.実施(計画に基づいて実施する)

5.評価(実施された看護援助の結果を評価する)

の順番になっていて5.の後はまた1.に戻って目的が達成できるようにしていきます。

看護過程における情報収集は患者さんの全体象を捉えるために大切なことであり、一番基本的なことです。

しかし情報は膨大であり、すべてを収集し全体像をとらえても顕在化・潜在化している問題が何か分からなければ情報を取捨選択し次の看護診断が上手く行えません

なので、情報を収集する時に大切なことは患者さんに看護介入する時の目的・目標は何なのかをきちんと理解しておくことが大切です。

 

実際の臨床では新しく入院した患者さんの情報を収集する際にまず「入院した目的は何なのか、なぜ入院したのか」を理解して、現在の客観的情報はどうなっているのか、患者さんや家族の主観的情報はどうなっているのか情報を収集します

そうすることで、患者さんの情報を効率良く収集することができ、優先順位をもって看護診断、目標設定・看護問題の立案をすることができるからです

 

病院では入院する時に必ず入院する目的が必ずあります。入院する目的がなければ入院しても退院する時に退院する指標が分からなくなるため必ず入院する目的があります。

そのため、情報を収集する際は、入院の目的は何なのかをまず理解することが看護過程において効率よく情報を収集し、優先順位をもって看護介入していくためにとても大切なことだと思います。