nevergiveupnurseのブログ

日々死に物狂いで働いている男性看護師です。これまでたくさん失敗や挫折をしてきましたが、結果今は楽しく仕事することができています。

現役看護師が解説する看護師国家試験  ⑩ホメオスタシス(生体恒常性)について

こんにちは、毎日死に物狂いで仕事をしているNever give up nurseです。

 

今回は現役看護師である僕が仕事をしていると何でそうなるのか、原因は何か考えることが多くその経験から様々なことを学んだので、その学んだことを生かして看護師国家試験の問題について解説したいと思います。

今回のことが少しでも皆様のお役に立てればと思います。

 

問題10.ホメオスタシスに関与するのはどれか

①味蕾

②筋紡錘

③痛覚受容体

④浸透圧受容体

 

 

答え.④

 

 

□解説

ホメオスタシス生体が外界および体内環境の変化を受けても、体温や血糖値などの生理状態を常に一定範囲内に調整し正常に生命維持活動が維持できるように恒常性を保つことです

つまり、体内環境を常に正常に維持出来るように体内でいろんな方法で調整されています

味蕾舌の表面にある味覚の受容器で、甘味、塩味、酸味、苦味、旨味の5種類の味覚を感じます。

筋紡錘筋肉の中にあり筋肉の張力を感知する器官で、筋肉が伸展した場合に急激に伸展しないように反射的に調整されています

膝蓋腱反射は筋紡錘による反射的は調整の一つです。

痛覚受容体皮膚などにあり外界からの侵害刺激を痛みとして感知し、身体を損傷から守るための警告としての役割があります。

浸透圧受容体視床下部にあり血液中のセンサーの役割があります。

高張性脱水などにより水が不足して血漿浸透圧が上昇すると浸透圧受容体が浸透圧が上昇していることを感知し抗利尿ホルモン(バソプレシンの分泌を増加させて尿量を減少させて体内の水分量を一定に保つ働きをします

 

 

■補足

ホメオスタシスは、体内環境を正常に保つ働きがあり特に神経系(自律神経)内分泌系(ホルモン免疫系の働きが重要になります。

 

自律神経は交感神経と副交感神経があり、体の内外からの刺激に反応して生命を維持するために様々な働きを調整する役割があります。

何か活動をする際は交感神経が優位になり覚醒状態になり、痛みや寒さ、緊張など体外の刺激に対しても交感神経が優位になり環境に適応しようとします

副交感神経は体内の修復や精神の休息を行い恒常性を保つ働きがあります

 

内分泌系脳下垂体、甲状腺、副腎、膵臓などの内分泌腺から分泌され体内環境を正常に保つために様々な機能を調節しています

人が生きていくためには酸素栄養が必ず必要です。なぜなら、酸素と栄養がなければ全身の細胞が活動できなくなるからです。また全身に酸素と栄養を送るために血液の循環も必ず必要です

そのため、内分泌系では体内に酸素と栄養がしっかりあるのか、血液の循環は正常に保たれているのかがとても重要になり、酸素が不足していたり、栄養が吸収されていなかたり、血液の循環が悪くなるとすぐに受容器が反応しホルモンを分泌したりし調整しています

 

免疫系では身体を細菌やウイルスなど様々な病原体の侵入から守り体内の恒常性が保つように体内環境を調整する役割があります。

感染したりすると視床下部でセットポイントを調整し体内の免疫機能が働きやすい環境を作り、血糖値を上昇させます。また、呼吸数を増加させて体内の酸素量を増加させます

このことから、免疫系と神経系、内分泌系は相互作用しあってホメオスタシスが維持できるように働いているため恒常性を保つためにはとても重要になります。

 

 

ホメオスタシスを維持していくためには免疫系と神経系、内分泌系が必ず関与していることを覚えておくホメオスタシスが理解しやすいと思います。