nevergiveupnurseのブログ

日々死に物狂いで働いている男性看護師です。これまでたくさん失敗や挫折をしてきましたが、結果今は楽しく仕事することができています。

現役看護師が解説する看護師国家試験  ⑨一次脱水(高張性脱水)について

こんにちは、毎日死に物狂いで仕事をしているNever give up nurseです。

 

今回は現役看護師である僕が仕事をしていると何でそうなるのか、原因は何か考えることが多くその経験から様々なことを学んだので、その学んだことを生かして看護師国家試験の問題について解説したいと思います。

今回のことが少しでも皆様のお役に立てればと思います。

 

問題9.一次脱水でみられるのはどれか。

①尿量の減少

血漿浸透圧の低下

バソプレシンの分泌抑制

血漿ナトリウムイオン濃度の低下

 

 

答え.①

 

 

□解説

一次脱水とは高張性脱水のことで体内の水分が多く喪失し脱水になった状態です。

脱水は体の体液量が減少した状態で水分やナトリウムが喪失することで起きます

この脱水の中で水分が減少した状態を高張性脱水と呼び、血漿中のナトリウム濃度が高くなるため血漿浸透圧も高くなります。そのため、細胞内の水分が細胞外へ移動し循環血液量が保たれます。

細胞内の水分が喪失するため、口喝が生じます。

高張性脱水では水分が減少している状態であるため、腎臓で水分の再吸収が行われるため尿量は減少します

また、バソプレシンは抗利尿ホルモンで腎臓に作用し水分の再吸収を促すため、脱水になると分泌が促進されます

 

高張性脱水一次脱水低張性脱水のことを二次脱水と呼ぶため、高張性脱水、低張性脱水、等張性脱水のことを理解しておくこと一次脱水と二次脱水がどの脱水を指すのか分かっておく必要があります

 

■補足

脱水は実際の臨床の現場で良くあります。

高齢の方が入院している場合に飲水量や食事の摂取量が徐々に低下して起こったり、下痢が続いて起きたり心不全などで利尿剤を使用しているときに起きたり様々なことが原因で起こります。

そのため、患者さんがいつもより元気や活気がないなと思ったり、血圧がいつもと比べて低いなと思ったりすると食事の摂取量や排尿・排便状況、飲水状況を確認し口腔内が乾燥していないか、血圧は低下していないか、脈拍数は増加、減少していないか確認します。

寝たきりの患者さんや認知症の患者さん意思表示が上手くできなかったり、意思疎通がうまくできなかったりするのでいつもと比べて、活気や元気がなかったり尿量が減少している時は特に注意して状態を観察します

もちろん、脱水じゃない時もありますが、脱水は発熱や他の病気などによっても起こるため注意していくことは大切です

 

尿量が少なくなったり、血圧低下、脈拍が増加・減少していたりした場合は、脱水をまず確認してもいいと思います