nevergiveupnurseのブログ

日々死に物狂いで働いている男性看護師です。これまでたくさん失敗や挫折をしてきましたが、結果今は楽しく仕事することができています。

看護師の日常  フィジカルアセスメントの基本 ③体温について

こんにちは、毎日死に物狂いで仕事をしているNever give up nurseです。

 

今回は毎日仕事で測定している体温について説明したいと思います。

 

看護師は毎日患者さんのバイタルサイン(生命兆候)を確認し異常はないか、きちんと治療の効果があるのかを判断しています。

その中で、今回は体温について詳しく説明し観察する時のポイントも説明したいと思います。

 

体温とは「生体内部の温度のこと」であり、37℃(腋下温度36.0)前後で保たれています

体温は視床下部にある2つの体温調整中枢を通して調整されていて、視床下部(温中枢)視床下部(冷中枢)で熱の放散と熱の産生を行って体温調整をしています。

 ●視床下部(温中枢) → 温熱刺激に興奮 → 熱の放散を行い体温を下げる

 ●視床下部(冷中枢) → 寒冷刺激に興奮 → 熱の産生を行い体温を上げる

 

視床下部では体温の設定温度(セットポイント)を調整していて、そのセットポイントに近づくように、熱の産生、放散を行い体温を調整しています。

 

体内に細菌やウイルスなどの異物が侵入した場合、体の免疫反応を活性化しやすくするために、視床下部がセットポイントを高くして異物に対して免疫力・抵抗力を高めます

この反応があるため、感染したりすると発熱します

セットポイントが高くなると急に体温を上昇させようとするため、初めのうちは筋肉と皮膚血管を収縮させ、シバリング悪寒などの症状がでます

その後、セットポイントが下がると発汗したりして熱の放散を行い体温を下げます

しかし、脱水になっていると体内の水分量が低下し、熱の放散が上手く行えなくなり、体温が高い状態が続くので注意が必要です

 

 

体温を観察する時のポイント 3つ

 

1.測定する時に熱がこもっていないか、運動してすぐ出ないか確認する

2.異常があった場合は、他のバイタルサインに異常はないか、自覚症状はないかアセス  メントする

3.高かった場合はシバリングや悪寒、鳥肌がないか確認し症状に合わせて対応する

 

1.測定する時に熱がこもっていないか、運動してすぐ出ないか確認する

体温を測定する時に、布団をかぶっていたり、室内が暑かったりすると熱がこもっていることがあり体温が高くなることがあるため注意が必要です。また、運動後も全身の血流が良くなっていて、体温が高くなっているため運動後は10~15分開けてから測るといいと思います。

 

2.異常があった場合は、他のバイタルサインに異常はないか、自覚症状はないかアセス  メントする

先ほども伝えた通り、体に異物が入るとセットポイントが高くなり発熱します。そのため、呼吸数は増加しているのか、血圧は高くなっているのか、脈拍は増加しているか、痰の量は増えているか、呼吸音はしっかりしているか、肺雑音はないか、尿はしっかり出ているか、尿臭は強くないか、浮遊物はないかなど、呼吸状態や循環状態、排尿状態なども一緒に考え、どこに感染があるのかアセスメントしていくことが大切です

また、外傷や骨折などでも発熱することがあり(吸収熱)、発熱があった場合は外傷はないか、関節に腫脹、発赤、疼痛などがないかなど体の状態を観察することも大切です

 

3.高かった場合はシバリングや悪寒、鳥肌がないか確認し症状に合わせて対応する

先ほども伝えた通り、セットポイントが高くなるとそのセットポイントに使づけようと、シバリングや悪寒、鳥肌などの症状が現れます。この時に、発熱があるからとクーリングなどを行い冷やそうとするとセットポイントに近づかなくなるため余計にしんどくなります

そのため、シバリングなどがあった場合は、暖かくして少しでも早くセットポイントに近づけれるように介入していく必要があります。

セットポイントが下がると発汗したりするため、その時はクーリングなどを行う必要があると思います