nevergiveupnurseのブログ

日々死に物狂いで働いている男性看護師です。これまでたくさん失敗や挫折をしてきましたが、結果今は楽しく仕事することができています。意見や分からないことがあればどしどしコメントへ書いてください。分かる範囲でお答えさせていただきます。

現役看護師が解説する看護師国家試験  ⑦オピオイド(麻薬性鎮痛薬)について

こんにちは、毎日死に物狂いで仕事をしているNever give up nurseです。

 

今回は現役看護師である僕が仕事をしていると何でそうなるのか、原因は何か考えることが多くその経験から様々なことを学んだので、その学んだことを生かして看護師国家試験の問題について解説したいと思います。

今回のことが少しでも皆様のお役に立てればと思います。

 

問題7.モルヒネの副作用(有害事象)はどれか。

①出血

②便秘

③高血圧

④粘膜障害

 

 

答え.②

 

 

解説

オピオイド(麻薬性鎮痛薬)は主に脳や脊髄などの中枢神経にあるオピオイド受容体と結合することで鎮痛効果を示します。

代表的なオピオイドとして1.モルヒネ、2.オキシコドン塩酸塩水和物、3.フェンタニルがあります。

オピオイドの副作用(有害事象)は、便秘、嘔気、嘔吐、眠気、呼吸抑制、せん妄、幻覚などがあります。

この中で、嘔気、嘔吐、便秘がよく起こりやすいです。

①出血、④粘膜障害はNSAIS(非ステロイド性抗炎症薬)で起こりやすく、胃粘膜を保護するレバミピドなどと一緒に内服することもあります。

 

 

■補足

オピオイドは主にがん性疼痛の緩和ケアに使用されることが多いです。

副作用の中で嘔気、嘔吐中枢神経が刺激されることで起こるとされています。投与開始時や増加時に起こりやすく1~2週間のうちになれることが多いですが、症状がひどい場合は制吐剤体動時にひどい場合はヒスタミン食後にひどい場合は消化管運動亢進薬予期してひどくなる場合は、ベンゾジアゾピン系薬剤を使用することがあります。

便秘は消化管運動の抑制や消化酵素の分泌抑制などにより起こりやすく、症状に合わせて下剤を使用し対応します。

呼吸抑制は大きな副作用ですがほとんどありません。しかし、開始時や増加時は特に注意して呼吸状態を観察し、意識レベルも注意しなければなりません

 

オピオイド麻薬及び向精神薬取締法で管理や施行の方法が決まっており、「麻薬管理者」と「麻薬施用者」は医師、歯科医、獣医、薬剤師のどれかがなっていないと処方することができないことになっています。

鍵のついた厳重な保管場所で管理する必要があり、破棄は決められた手順で行う必要があり、勝手に破棄することはできず、処方された場合は、必ず残数と貼付薬の場合は、きちんと回収しているのか確認する必要があります

とても大切なものであり、必ず内服、貼付する前に2名以上で6R(正しい患者、薬物、目的、容量、方法、時間)を確認しカルテにもどこに貼付したのか記載する必要があります

 

オピオイドは正しく使用すれば、疼痛コントロールが上手くいきますが、副作用も大きく、管理も大変なのでしっかり覚えておく必要があります