nevergiveupnurseのブログ

日々死に物狂いで働いている男性看護師です。これまでたくさん失敗や挫折をしてきましたが、結果今は楽しく仕事することができています。

現役看護師が解説する看護師国家試験  ⑤休薬について

こんにちは、毎日死に物狂いで仕事をしているNever give up nurseです。

 

今回は現役看護師である僕が仕事をしていると何でそうなるのか、原因は何か考えることが多くその経験から様々なことを学んだので、その学んだことを生かして看護師国家試験の問題について解説したいと思います。

今回のことが少しでも皆様のお役に立てればと思います。

 

問題5.出血傾向を考慮し手術前に投与の中止を検討するのはどれか

①アドレナリン

②テオフィリン

③ワルファリン

バンコマイシン

 

 

 

 

 

答え.③

 

 

 

 

解説

①アドレナリンは主に心臓に作用し心臓の収縮力を強め、心拍出量を増加させます。

そのため、血圧上昇心拍数が増加します。

ノルアドレナリンは主に末梢血管に作用し末梢血管を収縮させて血圧上昇させます。

アドレナリンは心肺蘇生時血圧低下時に使用します。

ノルアドレナリンは心臓に作用する力が弱いため使用しません]

 

②テオフィリンは気管支拡張作用抗炎症作用があり喘息に使用されます。過量投与で悪心や嘔吐、動悸があります。

 

バンコマイシンMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)の治療に使用されます。副作用として腎障害があり、4日以上投与する場合は血中濃度を3日目に測定することが多いです。

バンコマイシン投与する30分前に採血を行い患者さんの血中濃度を測定し基準値より高いのか、低いのか判断し投与量を考えます。

 

③ワルファリンは抗凝固薬であり血栓作用があります。しかし、血液が凝固しにくくなるため手術抜歯などを行う場合は投与の中止を検討する必要があります。

 

 

■補足

手術を行う前に投与の中止を検討する薬は主に3つあります。

①抗凝固薬・抗血小板薬

血液が凝固しにくくなり止血を妨げることになるため手術前にDrに報告し投与の中止を検討する必要があります。

 

②低用量ピル・骨粗鬆症治療薬

この2つは血栓ができやすくなるリスクがあり手術前にDrに報告し投与の中止を検討する必要があります。

※低用量ピル(エストリールなど)はホルモンの影響で血栓ができやすくなると言われ ている。

骨粗鬆症治療薬(エビスタ、ボナロンなど)は肝臓で代謝されるときに血栓のリスクがあると言われている。

 

③降圧薬

術中は出血や麻酔により血圧が下がりやすくなっているため血圧を下げる降圧薬は手術前にDrに報告し投与の中止を検討する必要があります。

 

 

●①抗凝固薬・抗血小板薬はカテーテル治療を行う場合はあえて治療前に内服することがあります

 

ではまた、今回のことが少しでもお役に立てたらうれしいです。