nevergiveupnurseのブログ

日々死に物狂いで働いている男性看護師です。これまでたくさん失敗や挫折をしてきましたが、結果今は楽しく仕事することができています。意見や分からないことがあればどしどしコメントへ書いてください。分かる範囲でお答えさせていただきます。

現役看護師が解説する看護師国家試験 ④与薬方法について

こんにちは、毎日死に物狂いで仕事をしているNever give up nurseです。

 

今回は現役看護師である僕が仕事をしていると何でそうなるのか、原因は何か考えることが多くその経験から様々なことを学んだので、その学んだことを生かして看護師国家試験の問題について解説したいと思います。

今回のことが少しでも皆様のお役に立てればと思います。

 

問題4.薬剤の血中濃度の上昇が最も速い与薬方法はどれか

①座薬

②経口薬

③筋肉注射

④静脈注射

 

 

 

 

答え.④

 

 

 

 

 

解説

与薬方法で一番早く吸収されるのは静脈注射です。

静脈注射では直接血液に投与するため代謝する必要がありません

また、静脈注射以外の与薬方法は肝臓粘膜、毛細血管から吸収されるため多少時間がかかります。

経口薬の場合は小腸で吸収され肝臓で代謝され血液によって全身の臓器に分布されます。

肝臓で代謝される(初回通過効果)ため薬剤の効力は少なくなり、作用発現まで30分~1時間程度かかります。

座薬の場合は直腸粘膜から吸収され血液に取り込まれるため作用発現の時間は短くなり15分~30分程度かかります。

 

一番早く吸収される順番として

静脈注射 > 筋肉注射 > 皮下注射 毛細血管が多い順から吸収が早くなる

 

 

皮下注射は皮下の毛細血管から吸収されます。そのため、毛細血管が多い筋肉から投与される筋肉注射の方が吸収される時間は速くなります。

 

 

 

 

■補足

●経口薬の場合は安価であり苦痛が少ないメリットがあります。しかし、認知症などの 認知力が低下したりしている場合は、しっかりと与薬できたか確認が必要になります。

 

●静脈注射の場合は作用発現時間が一番短く、薬剤の効果が一番速く期待できます。しかし、ルート確保(静脈路確保]が必要になるため脱水状態や高齢者の場合は与薬が難しくなります。

そのため、ルート確保が難しい場合は座薬で投与する場合があります。

例えば、発熱がある方に対して静脈注射を行おうとしルート確保が難しい場合は、座薬にて解熱剤を投与することがあります

しかし、下痢がある場合は座薬をしても上手く吸収されない時があるため注意が必要です。

 

ではまた、今回のことが少しでもお役に立てたらうれしいです。