nevergiveupnurseのブログ

日々死に物狂いで働いている男性看護師です。これまでたくさん失敗や挫折をしてきましたが、結果今は楽しく仕事することができています。意見や分からないことがあればどしどしコメントへ書いてください。分かる範囲でお答えさせていただきます。

現役看護師が解説する看護師国家試験 ③浮腫について

こんにちは、毎日死に物狂いで仕事をしているNever give up nurseです。

 

今回は現役看護師である僕が仕事をしていると何でそうなるのか、原因は何か考えることが多くその経験から様々なことを学んだので、その学んだことを生かして看護師国家試験の問題について解説したいと思います。

今回のことが少しでも皆様のお役に立てればと思います。

 

問題3.浮腫が生じやすいのはどれか

甲状腺機能亢進症

②過剰な運動

③低栄養

熱中症

 

 

 

 

答え.③

 

 

解説

浮腫は体液のうちの組織液が異常に増加した状態であり

1.血漿膠質浸透圧の低下

2.心臓のポンプ機能の低下による血液のうっ滞

3.リンパ管の閉塞によるリンパのうっ滞

4.血管透過性の亢進

等により起こります。

 

低栄養は1.に該当しアルブミン血漿膠質浸透圧を維持するのにとても重要でありアルブミンが低下すると浸透圧が低下する(血液中に水分をためておくことが難しくなる)ため血管から組織液に水分が移動し浮腫が生じます。

 

2.では心臓のポンプ機能が低下すると血液循環量が低下し腎臓への血流も低下します。すると、腎臓では血流が低下すると血液量を増やそうと尿量を少なくして血液循環量を増加させます。

血液循環量が増加すると体液量も増加するため浮腫がおきます。特に重力の影響により下半身に浮腫が生じやすくなります。

下半身に浮腫が生じた場合は、心不全を疑い呼吸状態や循環状態を観察しましょう。

 

 

■補足

甲状腺ホルモンは体の様々な機能や代謝を活性化させる働きがあり甲状腺機能亢進症が起きると心拍数の増加や血圧の上昇、発汗、手の震え、下痢(消化管の機能亢進のため)などの症状があります。

バセドウ病では限局性粘液水腫という浮腫が起きることがあるため注意しましょう。

 

②.③は組織液が異常に増加することはなく脱水により体液量が減少するため、浮腫ではなく脱水に注意が必要です。

脱水になると血液循環量が減少心不全腎不全脳梗塞を併発することがあるため脱水の時には注意が必要です。

 

 

ではまた、今回のことが少しでもお役に立てたらうれしいです。