nevergiveupnurseのブログ

日々死に物狂いで働いている男性看護師です。これまでたくさん失敗や挫折をしてきましたが、結果今は楽しく仕事することができています。意見や分からないことがあればどしどしコメントへ書いてください。分かる範囲でお答えさせていただきます。

現役看護師が解説する看護師国家試験 ②体液について

こんにちは、毎日死に物狂いで仕事をしているNever give up nurseです。

 

今回は現役看護師である僕が仕事をしていると何でそうなるのか、原因は何か考えることが多くその経験から様々なことを学んだので、その学んだことを生かして看護師国家試験の問題について解説したいと思います。

今回のことが少しでも皆様のお役に立てればと思います。

 

問題2.成人の体重に占める体液の割合で最も高いのはどれか

血漿

②間質液

③細胞内液

④リンパ液

 

 

 

 

 

答え.③

 

 

解説

成人の体重における体内水分量(体液)の割合は約60%です。

そのうち、細胞内液(細胞内に存在する)40%、細胞外液20%です。

細胞外液組織液(間質に存在する)が15%、血漿(血管内に存在する)5%残り僅かにリンパ液があります。

 

 

■補足

細胞内液や細胞外液は脱水を理解するうえでとても大切です。

脱水とは体液が失われ、体内の水分と電解質が不足している状態です。

この脱水には3つの種類があります。

1.高張性脱水(水欠乏性脱水)

2.等張性脱水

3.低張性脱水(Na欠乏性脱水)

 

脱水は水分が濃度(イオン濃度)が薄い所から濃い所に移動することで起きます。

 

1.高張性脱水(水欠乏性脱水)

この脱水は細胞外液量が喪失し細胞外液の濃度が濃くなり細胞液が細胞液に移動することで起きます。

原因として発汗や経口からの水分量が低下した場合に起きます。

脳梗塞の既往があったり高齢者に多いです

症状として喉の渇き、口腔内粘膜の乾燥、尿量の減少があります。

 

2.等張性脱水

この脱水は細胞外液と細胞内液がともに喪失して脱水になります。

原因として下痢や嘔吐、出血により起きます。

症状として抹消循環不全、血圧低下、意識障害などがあります。

 

3.低張性脱水(Na欠乏性脱水)

この脱水は細胞外液の濃度が薄くなり細胞液が細胞液へ移動することで起きます。

原因として多量に水のみを摂取した場合に起きます。

症状として頭痛、吐き気、血圧低下があります。

 

臨床では活気がないや尿量が減少していることなどがあった場合は食事の摂取量を観察してDrに報告したりします。

この時、ツルゴール評価(皮膚をつまみ何秒で元の状態に戻るか評価する、2秒以上かかるなら脱水を疑う)や口腔内の乾燥があるのか、血圧、呼吸状態などを観察することが大切です。

 

このように細胞内液、外液を理解することで脱水のメカニズムを理解することができます。

 

ではまた、今回のことが少しでもお役に立てたらうれしいです。